ライブでお笑いを見てみる
「テレビでしかネタを見たことない!」という方、一度は生(ライブ)で見てみませんか?
例えば音楽もテレビやラジオを通して聞くよりも体中で音を感じ、臨場感を味わう事で感動を覚えますが、お笑いも同じです。その場に身を置いて自分の目の前でネタを見ることで、臨場感を味わう事ができるのがお笑いライブの魅力です。
「お笑いで臨場感?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あるんです、お笑いにも。同じネタなのに「テレビで見たときは面白いと思わなかったのに、ライブだとなぜか面白かった!」ということがあるのです。残念ながら逆もまたしかりですが(笑)。これが不思議な事に、そのネタを同じ劇場なのに違う日に見たら面白かった、ということもあります。これは例えば発信する側の芸人さんのコンディション、受け取り手である自分を含めたお客さん全体のコンディションや性別割合・年齢層から作られる雰囲気、出演者の組み合わせや香盤順などなど…様々な状況や条件が加減乗算されることで面白さも変わるのです(芸人さんが微妙に内容を変えていたりするときもあります)。それらの条件は、その時、その場所でしか作られません。それが「ライブ」。そんな、とても貴重な空間でお笑いを観るのは楽しくて、私は好きです。
「ライブは一度きり」、生もの。「見る」ではなく「観る」という表現がしっくりくる気がします。お笑いが好きならぜひ、足を運んでみてほしいです。
テレビで見るあの人が目の前に!
「近くで芸人さんを見れる」というのも魅力です。ミーハーな気持ちを嫌うお笑いファンも居ますが、楽しみ方は人それぞれなので、私はそれはそれで良いと思います。その芸人さんに興味があって初めて生で見れば、単純に興奮します。「おお、そこにテレビで見た人が立っている!」「意外に身長高いんだ!」などなど、リアルに見たからこそ分かる事もあり、何だか得した気分になる。そのおかげで楽しくなったり、元気をもらったりするかもしれません。
芸人さんは職業柄サービス精神は旺盛なので、わざわざ足を運び、お金を払って来てくれたお客さんには、テレビとは違った面も見せてくれます。例えばテレビでは言わないような事もライブでは発言したりすると、「自分だけ知ってる」という特別感を味わえるかもしれませんし、テレビ番組を見た時に、ただ見てたときよりも情報を持っている分、より芸人さんのネタや振る舞いを楽しめる事も出来ます。今はSNSがあるので昔ほど気にせず発言はしていないと思いますが「これはSNSに書かないでね!」などといいながら、ライブだからこその発言や一面を見せてくれたりすることもあります。これもライブならではの魅力です。
友達が居なくても大丈夫。意外と一人出来ている人も多い
「私も、ちょっと行ってみたいとは思ってるんだけど、初めてなので勇気が出ないのよ」
「オレ、一緒に行ってくれる友達がいなくて一人で行く勇気なんてないよ」
多分、そういう方も多いと思います。行った事がない場所に行くのに勇気がいるのは当然です。そんなときは例えば友達と一緒に行くと良いと思いますが、中には「友達居るけど何となく誘えないよ」とか、「そもそも一緒に行ってくれる友達が居ないよ」というときもありますよね。大丈夫、私も友達少ないので分かります、ええ、分かりますよ!
ただ、ご安心を。私がいくつか行っているライブを見た限りでは、意外と一人出来ている人が多いです。年齢が上がるほど、その割合も大きいかもしれません。お客さんの中には、お目当ての芸人さんが出演するライブだったり、本当にお笑いライブが好きだったりという理由から足繁く様々なライブ会場に足を運んでいる方もおられます。そんな方は、一人で来ているケースが多い気がします。なんでしょうね、頻繁に通う分フットワークの軽さが必要なので一人の方が行動しやすかったり(友達と行くとなると予定を合わせる必要がありますしね)、あるいは突き詰めている=オタク気質な方が多いのか、一緒に行く人がいようがいまいが関係なく「観たいから観に来たのだ!」という感覚なのかもしれません。何を隠そう私もその一人!友達が少ないというのもあるけれど、一人で行って、一人で笑って(いやお客さん皆笑ってますが)、一人で帰宅するのです。それでも、ステージが楽しいので、あまり独りな事が気になりません。観た後に感想を言い合うことはできませんが、ステージが始まってしまえばあまり気にならない気がします。
もちろん、出演芸人さんやライブによって割合は異なりますが、そういう方は必ずどのライブにも居ます。なので「あの子一人で来てる…」なんて思われないはずです。
男性は気が引ける?若い女性が多いのは事実
他に良く聞かれる声としては
「お笑いライブって若い女性が多いイメージなんだよね。だから男だとちょっと行きづらいわー」
という声。
確かに、若い女性が多いです。何でなのでしょうか…。これは私の見解ですが、単純に芸人さんに男性が多いからだと思います。好きな男性芸人さんを見に行くという、言わばジャニーズのような、そんな近いものを感じるんですよね。特に小さいライブになればなるほど、その芸人さんがテレビよりもライブシーンで活躍されていればいるほど、応援したいという母性が生まれるのかもしれません。「地下アイドルを応援する男性ファン」と似てるのかもしれません。またそういうライブは芸人さんとの距離が近くなりやすいため、その感覚に陥りやすい気がします(そこら辺についてはまた別に詳しく書こうと思いますが)。
お笑いライブは初めて、でも一人。の人にお勧めするお笑いライブ
男性で、お笑いライブは初めて、でも一人っすわ、という条件で行きやすいかなーとオススメするのは「ルミネtheよしもと」。なんだ、誰でも思いつくわ!と思われそうですが、やはり、こういう時には世間一般に広く一番知られている劇場が行きやすいです。これは、お笑いライブが初めての女性でも同じです。お笑いライブの感じを掴むにはちょうどいいと思います。
世間一般に知られているということもあり、年齢層も幅広いので見やすいと思います。お父さんぐらいのおじさんが居る事もあるし、お母さんぐらいのおばさんが居ることもあるでしょう。若い子がいたり、子供がいたり。もちろん、芸人さんにもファン層というのがあるのでこの限りではないですが、ルミネtheよしもとは、他の劇場に比べれば年齢層は幅広いかと思います。そういう幅広い客層ということは、少しテレビに近い空気感にはなると思うので、一人でも会場の空気に馴染みやすいし行きやすいと思います。ルミネtheよしもとは、当月〜次月のスケジュールが発表されているので、気になる芸人さん、知っている芸人さんが出る日を狙って行ってみてくださいね。
その時のポイントですが、好きな芸人さんや気になる芸人さんが居ない時、「テレビで見る芸人さん」、いわゆる売れっ子でメジャーな芸人さんが出る公演を観に行ってみてください。例えば、雨上がり決死隊、中川家、今田耕司さんなども出演されているケースがあります。そのような芸人さんは、たいがい土日祝日に、普段と違うスペシャルな公演に出演する事が多いようです。何も知識なくてもメジャーどころの芸人さんが出演されている公演なら、難しい事を考えなくても楽しめると思います。
まずは「ルミネtheよしもと」でお笑いをライブで観て、楽しさを掴んでください。
お笑いライブに慣れたら、色んなライブを観に行ってみよう
数回お笑いライブに足を運んで、楽しくなってきたら、ぜひもう少し違うレベルのライブや違う劇場にも足を運んでみてください。例えば、テレビではたまに見るような若手芸人さんが出演されているようなライブです。ネタ番組には良くみるような芸人さんですね。彼らはテレビでの出演回数は少ないものの、ライブシーンで活躍しているケースが多いです。テレビでは出演回数が少ないですが、ライブであればネタはもちろん、トークも聞けるので、知らなかった一面を観る事ができ、好きになるかもしれません。
また、ルミネtheよしもと以外でもお笑いライブは開催されているので、そのライブもおすすめです。各事務所が開催していたり、お笑いライブを企画・制作する専門の会社や団体が開催していたり、またはお笑い芸人さんが企画している場合もあります。例えば、ルミネtheよしもとのライブに行った時にゲストで来ていた他事務所の芸人さんで面白かった・気になった方を目当てに行ってみるのもよいでしょう。
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